おやゆびひめ(ぽっぷ) [感想・その他]
ぽっぷが描く絵本シリーズも早3冊。
今度は「おやゆびひめ」です。
おやゆびひめが可愛いのは改めて言うまでもなく。
今回見所はむしろおやゆびひめより大きい登場人物たち。
ねずみとかもぐらとかもふもふしててかわいい。
でもこがねむしはちょっと勘弁。
ここまでくると次も楽しみにしたいところですが、いつまで続くのだろう。
かぐや姫とか和風なのも見てみたいなあ。
しをんのしおり(三浦しをん)読了 [感想・その他]
最近、腐女子が取りざたされてますね。
しかし外側から腐女子を見たものばかりで、腐女子本人が記したものというのは、あまり見かけない。
まあ、あれはあまり表に出たがらないイキモノだからね本来。
とか思っていたわけですが。
否。
すでに5年も前の段階でこれが出版されていたのね……。
本書に腐女子といった単語は出てこない。
あらすじに至ってはオタクという言葉も使っていない。
しかしいまや三浦しをんがオタクであることは周知の事実。
有名すぎるほど有名なこの事実。
しかしうっかり私はこの事実を忘れていた。
いや、意図的に無視していた。
よもやまさかこんなにも臆面もなくオタク……否、腐女子であることを綴っているとは思いもよらなかった。
勘弁してくれ。
こんな妄想読んで一般の方は笑えるのか。
裏のあらすじに「抱腹微苦笑」って書いてある。
絶妙な言い回しだな。
オタクの身から言わせてもらうと痛くて耐えられなかった。
それでも分散してなんとか読み終わったけども。
オタネタ以外は楽しく拝見しました。
オタネタというか妄想ネタは辛かった。
腐女子の生態が知りたい方にはお勧めです。
私はたぶんもう二度と三浦しをんのエッセイは読まない。
小説は好きなんだがなあ……。
CLAMPもこなのオキモノキモノ(CLAMP)読了 [感想・その他]
お着物の本です。
CLAMPのメイン作画担当・もこなさんが仕事で携わった着物から趣味なものからお勧めコーディネイトと盛りだくさんでかなりおいしい一冊。
しかしこれだけは言いたい。
冒頭の創作着物(?)の見開き写真。
帯や背中が綴じにかかって全部見られないのは如何なものか!
ちゃんと全部見たかったです……。
コーディネイトやインタビューを見ていてもお着物が好きなんだなあ、と素直に感心いたしました。
いいなあ着物。
家族が好きなので割と身近ではあるんですが、自分で着たりすることはほとんどないからな。
4コマがなんともほのぼのした作風で、CLAMPの方だというのを一時忘れました(笑
どうも、そういうイメージが欠如しているんだよなあ……。
wishとかわたしの好きなひととかほのぼのしたのはあるのになあ。
……どっちも作画猫井さんか。
最近は着物ブームだとか。
表紙が漫画絵ということに躊躇せず、着物好きの方にこそ読んでいただきたい。
Ecole(陽月) [感想・その他]
Ecole(エコール)―Les poup´ees d’Hizuki dans l’Ecole
- 作者: 陽月, 吉田 良, アニエスベー
- 出版社/メーカー: 飛鳥新社
- 発売日: 2006/09
- メディア: 単行本
映画「エコール」とのコラボレーション企画による人形写真集。
そもそも私が映画「エコール」の存在を知ったのは、この写真集の人形を作っている陽月さんのファンだったからでした。
陽月さんの作る人形の目が大好き。
この写真集でも、表紙の子からして大変素晴らしい。
ちょっと憂いを帯びた雰囲気がお見事としか言い様がない。
写真集の構成は映画をベースにしつつオリジナルなものも入っていて、見応えも十分。
7体の人形が戯れている光景が映画以上に倒錯的。
大満足。
巻末には映画のポラも収録。
映画よりラフな感じの女の子たちが可愛らしかった。
*
人形月 特装版(恋月姫) [感想・その他]
ずっと、ほしいけど手を出せずにいた人形の写真集。
きっと一度手を出したら最後だと思っていた。
そして案の定、すっかりその虜になってしまった。
恋月姫の名前自体はかなり以前から知っていた。
彼女が人形作家で、美しい人形を作ることも知っていた。
雑誌で見かけたこともあった。
でも一冊丸ごと恋月姫の写真集を手に取ったのはこれが初めて。
しかも探しに探して見つけ出した特装版フィギュア付き。
手に入れてよかった!
表情のなんと豊かなことか。
美しく、妖しく、艶やかで、繊細で。
どんなに言葉を尽くしたって表現しきれるものではない。
ただただもう見惚れるばかり。
フィギュアの方も大変よくできていて満足できるものでした。
デフォルトでは金髪巻き毛ですがブラウンストレートの付け替えパーツも同梱包。
私はストレートの方が好き。
一度付け替えてみたけど、どうにもおっかなびっくりでちゃんと嵌められなかったけど(苦笑
特装版は二種類あって、私が購入したのは一般書店で入手できる特装版A。
一部店舗で限定販売されている特装版Bはフィギュアの眉がなくて、ウィッグの種類が違うらしい。
そっちも見てみたいなあ。
というか本当にこのフィギュアいいなあ。
解説嶽本野ばらも興味深く読みました。
ドールと嶽本野ばらの相性はいいだろうと思っていたけれど、やっぱりか。
実によい解説でした。
それにしてもなんでこれIKKIから出たんだろう……。
IKKIってあのコミックのIKKI、だよね?
*
特装版は一部大型店舗にはまだ残っている模様。
あとは公式やそれに準ずるところにもまだあるのかな。
いや、写真集だけでも十分一見の価値有りだと思いますよ。
アニメ「MOONLIGHT MILE」第1話 [感想・その他]
予備知識ゼロながら面白そうだからというわけで1話を見てみました。
あれです、宇宙ものが好きなんだ。
プラネテスとか。
原作もよく売れて気になってたし。
というわけで1話。
作画やCGがハイレベルでまずそこで度肝を抜かれる。
そしてよくわからないけど大変なことになっているところで先が気になる。
と、思ったらその後はいきなり登山。
雪山登頂。
あれ、冒頭の月面はー?
登山をしていたふたりが主人公で、このあと宇宙を目指す、ってことらしい。
しかしその片割れは現場で重機を扱い、飲み屋で裸踊りを披露。
もう片方は空軍パイロット、かな。
ともかくこれから宇宙飛行士を目指すらしい。
次回予告ではそれを妨害するための工作がどうたら……。
どんな妨害工作だそれは。
よくわからないので、よくわからないなりの興味がわいてくる。
とりあえず面白そうなので今しばらく見てみたいと思います。
秘書のお姉さんが好みだったし。
眼鏡美人秘書万歳。
*
原作
こねこ暮らし(板東寛司)読了 [感想・その他]
Fate/Zero 1巻(虚淵玄)読了 [感想・その他]
これはゼロに至る物語――
というわけで公式外典「Fate/Zero」なわけです。
ニトロユーザーでFateファンの私にはたまらんコラボレーションなわけです。
素敵すぎる。
Fate本編から遡ること10年。
第四次聖杯戦争を描いたZero。
衛宮切嗣、言峰綺礼をはじめとしたマスター達。
遠坂、間桐、アインツベルンに教会と協会の関係者。
そしてサーヴァントの華々しさたるや第五次に勝るとも劣らぬ豪華さ。
小さな凛とか小さなイリヤもちょろっと出ていて和んだ。
でも小さい桜は痛々しかった……。
Fateの空気をしっかりと受け継ぎつつも、テキストは奈須的な回りくどさがない分読みやすかった。
銃器の説明にページを割いているのをみて、ああ虚淵だなあ、と妙な安心感を覚えた(笑
セイバーの喋り方に少々違和感があったけど、でもまあ許容範囲内かな。
戦闘パートだったし、本編における制約がない分、こっちが本領かも、という解釈もできたし。
切嗣とアイリの会話は好きだった。
Zeroで和むのはこことあとウェイバーだろう。
しかしこの発行が明らかになったとき、きっと内容は「ドキ☆男だらけの聖杯戦争」になるだろうと思ったけど、見事に当たったなあ。
いや、もちろん華もあるけども。
それ以上にランサーだとかライダーだとか魅力的な野郎どもが多い。
あと、この先間違っても色っぽいシーンはなさそうだ(笑
全4巻の予定だそうで、2巻は3月発売。
年内に全部出るのかな?
そしてどうやって販売されるのかが気にかかるところ。
しかしこのままバーコードとISBN印刷して書店に流せそうな装幀だなあ。
結末は決まっているとはいえ、この先どう魅せてくれるのか非常に楽しみ。